Vol.015 塩ビなどの樹脂ホースは灯油や燃料用ガスに使えないの?

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今回の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
今回の大震災ではライフラインの復旧がかなり難航し、特に水道、ガスの復旧には相当時間が掛かるようです。まだ朝晩は寒さがきびしく、避難所などでは暖房器具が手放せない状態が続いているようです。

 

さて、今回は燃料と樹脂ホースについてです。
樹脂ホースには散水やエア、薬品用など種類はたくさんありますが、燃料用ガスや灯油などの場合ほとんどがゴム製です。塩ビなどの樹脂ホースは使えないのでしょうか?

 

結論からいえば、燃料用ガスには使用できませんし、灯油などの液体燃料用としても「使用できない」と言えます。

 

LPガス(都市ガス含む)用ホースについては一般家庭や一般設備などではJIS(日本工業規格)でゴムと定められた規格があります。(JIS K 6347)

 

燃料油の場合は消防法において規定されていますが数量によって判断が異なっています。
業務用など多量に使用する場合:基本的には金属配管のみとされ、一般家庭のように
使用量が少ない場合は各消防署の判断に委ねられます。
消防署の判断の際に基準となるものに危険物保安技術協会の認可があります。
しかし、認可を受けるには取得費用とトレサビリティの面から実質的に実現は不可能といえます。

 

素材の性質から見ても、塩ビホースなど樹脂ホースが燃料用ガスや燃料油に不向きである理由があります。
それは、燃料を燃やす器具の近くなど高温になる場所では変形しやすいので漏れや破裂につながる恐れがあるからです。また、塩ビホースに柔軟性を持たせる可塑剤などは油に溶けやすいのですぐに硬くなってしまいます。硬くなったホースを無理に曲げると中の補強糸が切れたり、ホースにキレツが入ったりして、漏れや破裂につながるおそれがあります。

 

安全面でも、樹脂はゴムに比べ分子の隙間が大きいので、LPガスなど分子が小さい気体の場合は、その隙間を通って外界へ漏れ出てしまい危険なので、燃料用ガスへの使用はできないのです。必ず専用ホースをお使いください。

 

詳しいことは、弊社お客様相談室(フリーダイヤル 0120−52−3132)まで、お気軽にお問い合わせください。

 

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